夢舞台の国体で準優勝

万能工業梶@

石川 和徳さん

 
石川 和徳さん(中央)
 
 第60回という大きな節目を迎えた国民体育大会秋季大会が、10月23日から26日の間、岡山で開催された。この大会の軟式野球成年部で、見事準優勝の栄冠に輝いた愛知県代表メンバーの一人が、当社の生産管理グループに所属する石川和徳さんである。
 シアトルマリナーズのイチロー選手や、ジャイアンツの工藤選手の先輩でもある彼の若かりし時のプレーは、地元安城市でもひときわ光る存在で、そのパワーと俊足、強肩は相手チームにとっては驚異の的であった。今年で44歳を迎え、さすがに当時の実力も影を落としつつあるが、長年に亘り培ってきた技術と確実性は健在で、野球に取り組む情熱も未だ衰えることがない。
 そんな彼が安城市野球連盟から選抜され、国体を目指すことになったのは、4年前のことである。当社の管理職でもある彼にとって、毎週土曜日の練習とはいえ、仕事と野球を両立させるのは大変であったと聞く。しかし、頑張り屋の彼はもう一つの悩みであった怪我とも戦いながらきつい練習に耐え、県大会、東海大会で優勝し、愛知県代表として夢舞台である国体への出場を果たした。決勝戦で山口県代表に0対2で惜敗したものの、その栄誉、努力には敬意を表し拍手を送りたい。「今回の国体出場に理解し協力してくれた会社、そして、家族には感謝しています。この年になっても野球を続け、全国の強豪選手と戦えるのは幸せなことです。」と語る彼の挑戦、夢はまだまだ続く。



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