環境に優しい工場づくりのシンボル

津田工業

 愛・地球博会場に程近い愛知県刈谷市に本社を構える当社は、2004年12月で創立70周年を迎え、その記念事業の一環として2005年3月に豊川工場と富山工場に一基づつ『小型風力発電装置』を設置した。

豊川工場の風力発電
富山工場の風力発電

 豊川工場では、風車の直径4.4メートル、高さ10メートル、発電最大出力4キロワットで年間1世帯分の電力がまかなえ、看板の夜間照明、及び正門の照明に利用している。富山工場では、直線翼垂直軸の風車で、直径2.5メートル、高さ9メートル、発電最大出力は2キロワットで看板の夜間照明などに利用しており、今後は落雷、地震による停電時に一時的な照明やパソコンなどにも活用が期待されている。
 自然の風でプロペラが回り、その回転運動を発電機に伝え「電気」を起こす風力発電は、放射能や二酸化炭素排出の心配の無い、まさに自然と人間の共生の象徴である。
 環境に優しい取組みをしていく当社は、自然の風に価値を持たせ、今後も「新しい風」を取り込んでいく。

協豊会タイム