海外短信 −香港− |
香港での日々 〜 古河AS 〜 |
当社は、古河AS圏の中国でのハーネスOEMの貿易拠点として2005年に香港に設立され、自動車用ハーネス製品と同部品の中国と日本間及び中国内工場間の貿易を業務と しています。日本人駐在員3名と香港スタッフ6名、計9名の会社です。 中国との貿易は最近特に政令の変更・追加が多く、変化への対応は瞬時もおろそかに できません。 わが社のホームグランドのここ香港は、亜熱帯気候でオフィス用・アパート用高層ビルが立ち並び、市内は夜中でも人通りが多く不夜城といった感があります。更に最近の建築 ブームで高層ビルは増加の一途です。 一方イギリス統治の影響で公園やスポーツ設備は整っており、バスケット、サッカー、 クリケットなどのスポーツは公共施設が多々あり、平日でも夕方から夜に掛けこれらの施設の利用は盛んです。公共施設が整っているお陰で当社の日本人駐在員は日本人主体の ソフトボールリーグに参加し、年間優勝を目指し休日早朝のみの十数チームの総当り戦を 楽しんでいます。シーズン終了後は家族も含め500人近い人数でのクリスマスパーティーで親睦を図ったりもしています。 又、アパートは、ショッピングモール付き、プール付き・トレーニングルーム付き等、価格も様々で一区画内に数千世帯のアパート群もあります。日本人居住者が10%〜20%を 占めるアパート群もあり、朝の出勤時には日本人駐在員の奥様方が三々五々数人づつ 集まり会話を楽しんでいる光景をよく目にします。 レストランも世界中の料理が選べます。値段・味は幅が広く、ちょっと立ち寄って間食 というレストランから、晩餐をというようなレストランまでさまざまです。 当然日本食レストランも多く(日本食はヘルシーだというイメージ)、ネタを日本から飛行機で取寄せる店から、地元でのネタ調達の店までこれもさまざまです。 交通の便は、二階建てバス(主要大通りはほぼ網羅)・小型16人用バス(やや狭目の 路地も網羅)・タクシー・地下鉄・トラム(路面電車が路線は限られますがまだ現役で 数多く走っています)と多種多様で目的に合わせ利用できますので、自家用車は殆ど 必要ありません。 尚、香港のタクシーはなんと全てトヨタのクラウンで、香港車名はComfortです。 又、これもイギリス統治時代の名残でしょうか、慈善活動も盛んですし、電車やバスで 妊婦や年寄りや手助けが必要な人に席を譲る光景もしばしば見受けられます。譲った人も譲られた人も自然体で礼をいい、礼を受ける光景は微笑ましく心が温かくなります。 最後になりますが、2007年は香港返還10周年記念、2008年はオリンピックと2年 続きのビッグイベント時に香港に滞在でき、通常ではなかなか見られない中国、香港の一面を見ることができたことは幸運です。古河ASに感謝、自動車業界に感謝。 |
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