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−タイ−

少し変わったお寺

〜 樺ニ屋 〜


  槌屋タイランドは、本社オフィスがバンコク市内にあり、工場はチョンブリ県のアマタナコンに位置している。その本社オフィスのバンコクから北西に向かって、車で1時間強走るとスパンブリ県に着く。今回はこの南端に位置する お寺「ワットパイロンウア(Wat Phai Rong Wua)」を紹介したい。
ご存知のように、タイは国民の94%が仏教徒で、お寺はタイ全土で3万寺以上あると言われている。しかしそんな中には、私たちの常識を超えるようなお寺も存在する。「ワットパイロンウア」もそんなお寺の中の1つ。ぱっと見た感じは 美しさ漂う閑静なお寺。


美しい外観の「ワットパイロンウア」

  しかし門をくぐり、奥へ進んでいくとそこに広がる風景は、まさに地獄の国。おびただしいコンクリート製の人形が、地獄の恐ろしさを演出している。
タイ人の話によると、この手の地獄の国は仏教の教えに則り、子供たちに対して「いけないことをするとこうなってしまいますよ!」と言う戒めのためのものとのこと。そのせいか親子連れで訪れる人が目立つ。このことは、タイ人が心根の優しい国民であることを表している。

  そんなタイの国に少しでも恩返しになればと思い、槌屋タイランドでは麻薬撲滅運動にも積極的に取り組んでいる。
今回、その運動の一環で「To Be No1」の全国大会に出場することが決まっている。


お寺の中にある「地獄の国」の風景

「地獄の国」を見つめる親子連れ