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−中 国−

中国広東省の暮らし

〜 イイダ産業 〜


飯田(佛山)橡塑有限公司

 イイダ産業(本社 愛知県稲沢市)は、タイ工場(LOC)、US工場(OROTEX.CO )に続き、第3番目の海外生産拠点として05年5月に、広東省佛山市禅城区 吉利工業園に中国、飯田(佛山)橡塑有限公司を設立しました。
 資本金240万US$、従業員数約30名、工場敷地面積約5,000u、工場約2,100u(土地、建物全てリース)の小さな工場にて、06年よりTFTM殿GTMC殿を始め、その他各社向けピラー内防音材、補強材、制振材などの生産を開始し、工場立上から、ようやく2年が経過したところです。
 弊社はGTMC殿、又は広州市中心部から、車で1.5時間程度の場所となりますが、ここ佛山市は、タイル、陶磁器等の生産でも有名な地域で、沢山のセラミック工場があります。 その影響から環境面(大気、水質)では、よくない地域に指定されているのが残念ですが・・・。
 一番大きな問題としては、佛山のみならず、中国全体共通の事ですが電力供給の不安定です。突然、強制停電も実施されますので、色々と事前策が必要になります。
また、生活面では広東省という事で、街中は広東語での会話が多いです。勿論、普通(北京)語も通じますが・・こちらから話しかけない限り、広東語で話してきます。
広東語と普通語は、方言レベルの違いではない為、聞き取れず苦労しています。
などなど・・様々な面で日本とは違いがあり、日々戸惑う事が多いですが、実に興味深い国です。一日も早く、安定した生産環境が整う日が来る事を願っております。