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−タ イ−

KIT5年目の節目を迎えて

〜 活ョ洋工業製作所 〜


毎朝7時50分全員参加のラジオ体操風景

 KIT(KYOKUYO INDUSTRIAL (THAILAND) CO., LTD. (旭洋工業タイランド))からサワディー、カップ。(こんにちは。)成田から南へ空路6時間あまり、北緯14度にあるタイは12月から2月まではとても凌ぎやすい季節となります。 KITは、バンコクから東へ車で1時間、アマタナコン工業団地にあります。毎朝7時50分全員参加のラジオ体操を行い、安全で元気な一日が始まります。
何とも平和な光景に見えますが、実際のところ、生産開始1年くらいから毎月更新される増産要求を達成すべく、全社一丸となって頑張ってきたのが現実です。
 振り返りますと、初の海外事業として2001年6月現地調査を開始。折りしもタイにおける自動車生産ブームの兆しが見え始めた時期でした。タイの自動車生産は1998年には16万台にまで落ち込みましたが、その後回復し昨年は119万台を記録しています。この好機にも遭遇し、当然ながら生産立ち上げの急なるは必至、如何に効率よく立ち上げるか、会社設立の2002年10月から闘いが本格化しました。外国という未知の慣習、文化、何もかも全く異なる土壌で遂行することの困難に幾度となくぶつかり、問題の連続でしたが、まずは親会社のコピーを作り上げることで切り抜けることができました。 
 昨年10月5歳の誕生日を迎えました。これまでの先輩企業の方々の多大なご支援のもと、想定を上回る成長をしてまいりましたが、これからは現地企業としての実力が問われる時期に入ったと認識を新たにしております。昨年2月ISO/TS16949取得し一層の品質向上を、また安全においても”ゼロ災害”を目指し日々努力しています。そして現地にしっかりと根を生やした、信頼される企業としてさらに挑戦し飛躍していきたいと思います。