海外短信


−インドネシア−

ジャカルタの交通事情

〜PT.EXEDY MOTORCYCLE INDONESIA
須佐 真吾さん 〜

―  潟Gクセディ  ―


通勤時のバイクの渋滞状況

  PT.EXEDY MOTORCYCLE INDONESIAは、首都ジャカルタの東部に位置するプロガドン工業団地内にあり、急激に成長しているインドネシアの二輪車市場をターゲットに2006年7月に設立した会社で、現在量産準備中の新会社です。
  さて、今回はジャカルタの交通事情についてご紹介します。
  ジャカルタの電車は路線もダイヤも乏しく、また自家用車は価格的にまだまだ高嶺の花という事情もあって、庶民の足はもっぱらバスとバイク。特に個人で所有するバイク(100cc〜125ccクラス)の人気は凄まじく、インドネシアの年間新車販売台数は2005年に約500万台、2006年はガソリン価格の高騰で少し足踏みして約440万台、2007年は550万台を超えそうな勢い。これは中国、インドに次ぐ世界第3位の販売台数になります。
  通勤時ともなると私の車の周りはバイクだらけ。四方八方から割り込み、渋滞で車道を進むことができなければ、集団で歩道を通行する光景も見られます。そんなバイクの天敵は“雨”。雨季には道路が冠水状態。それでも無理して走るしかないので、動かなくなったバイクの横で呆然と立ち尽くす人を見かけることも・・・。
  そんなバイク王国ジャカルタですが、バイクの販売台数の増加以上の割合で、事故の発生件数も年々増加の一途をたどっています。苦労して手に入れたバイクもさることながら、もっと大切なものをなくしてしまわないように、まずは安全運転を願うばかりです。

雨季時の道路冠水状態