海外短信


−タ イ−

タイ・シラチャで日本人学校設立準備

〜 古河電気工業 〜



シラチャの町の海岸通り

  協豊会の皆様、ご無沙汰しております。古河の信崎です。2003年に名古屋を離れて4年半が過ぎました。その後、フィリピンを経由して今はタイで勤務をしています。
     会社は、FURUKAWA AUTOMOTIVE SYSTEMS (THAILAND)CO,LTD.でステアリングロールコネクター、ハーネスの製造販売を行っています。
  海外駐在のご報告といってもタイはすでに多くの方がご存知ですので、今回は私の住んでいるタイ国チョンブリ県シラチャ市についてご紹介します。

  シラチャ市はバンコクから100km程南東で、タイランド湾の西側に位置する町です。
シラチャの20kmほど南にパタヤがあると言ったほうが判り易いかも知れません。
  昔は小さな漁村だったそうですが、10年ほど前から近隣に工業団地がたくさんできて今では人口17万人程度、その中で日本人は3千人弱といわれています。
  日本人の多い町なのですが、その日本人の9割は単身赴任です。原因は、シラチャに日本人学校が無いこと。小さなお子さんを持たれている若い世代も、家族を日本において単身赴任される方が多いからです。バンコクには児童数2千名の巨大日本人学校があるのですが、シラチャから通うのは困難です。
  この状況を改善しようと、チョンブリ・ラヨン地区日本人会の皆さんが頑張って、日本人学校の設立準備を進めています。2009年4月開校を目指してタイ・日本政府の承認も取れる見込みがつき、現在企業の皆さんに寄付のお願いを始めたところです。チョンブリ・ラヨン地区の日系会社を対象に寄付をお願いするのですが、その中で親会社が協豊会メンバーという会社も多いと思います。
  海外への進出は工場だけではなく、駐在員の生活環境を整えることも大切です。タイの現地会社から寄付の申請が届きました折には気持ちよくご承認いただきますようお願い申し上げます。

  シラチャは、バンコクに比べて空気もきれいで自然のたくさんある町です。勿論ゴルフ場も近くにたくさんあります。食生活や買い物は、バンコクに比べ圧倒的に不便ですが、今後進出される会社もまだ増えると思われ、将来大きな発展が望める町です。
  高速道路網整備は、着々となかなか進みませんが、停電は少なくなったようです。
  住民としては、シラチャの今後のバランスの良い発展を願って止みません。この将来ある町の発展に皆様のご協力も宜しくお願いいたします。

  最後に協豊会のご発展と皆様のご発展ご健康をお祈りして、海外駐在員からの報告とさせていただきます。ありがとうございました。


コーロイ(シラチャ沖の島)から見たシラチャの町