海外短信


−トルコ−

サッカーが経済躍進の源?

〜潟Zキソー 林 新一さん〜

トルコのイスタンブールに、初代現地責任者として赴任して2年2ヶ月が経過した。
1999年8月のトルコ大地震(地元では特にマルマラ大地震と言う)、その後の激しいインフレ経済に悩み続けたトルコも、近年は投資活動が徐々に回復してきた。元気なトルコ、とりわけ最大の人気スポーツであるサッカーに熱中する若者に、将来の飛躍が期待される。
  トルコのプロ一部リーグには18チームあり、人気のフェネルバチェ、ベシュクタシュ、ガラタサライ、トラブゾンスポーツの4チーム同士の対戦は特にダービーマッチと呼ばれる。スタジアム周辺は無論のこと、大型スクリーンを用意するカフェやバーなどにも、贔屓チームのユニフォームやキャラクターグッズを身にまとい、得点シーンには狂喜乱舞する。ここまでは日本でもよく見かける光景だが、試合終了後のエキサイト振りはその比ではない。私が住んでいるカデキョイ地区では、地元フェネルバチェ(ユニフォームは紺と黄色のストライプ)が勝った夜には、深夜の1時頃までメインストリートに多くの若者が繰り出し、車窓から半身を乗り出しながら絶叫とクラクションが交錯する。おかげで、翌日はやや睡眠不足。(警察も私服で参加??
 因みに、日韓ワールドカップであまた女性の心を掴んだイルハン・マンスズ(ベシュクタシュ出身)は今いずこ??

林 新一さん